2011年7月12日火曜日

就職とはなんぞや?!【テック】

お久しぶりです、TAKE@WAY代表の石田(テック)です。
連日30度を超える夏日で、体力を削がれますが、皆さん元気に
夏休みを過ごされていますでしょうか?


「インターンに毎日行ってます!」「夏以降に受けたい企業が増えました!」
などなど、活動的に頑張るお声を頂いています。

また、「まだ何に手をつけていいかわからないけど、自己分析だけはやってます!」
という声もちらほら。

焦らず、今重要だと決めたことを全力で消化していって頂けたらなと思います。



さて、お会いした方々にはいつもお話していることかもしれませんが、
ここで、タイトル「就職ってなんぞや!?」について、私なりの就職観(就活観)をお伝えします。
あくまで、私テックが個人的に就職活動を通して身に付けた考え方ですので、
普遍的なものではないと思いますが、リクルート・DeNA始め、様々な面接で受けは良かったので、
少しでも参考になれば幸いです。


■就職って?

『なりたい姿に近づく為の手段』であると考えています。
つまり、就職は自分が「こうなりたいな~」とか「将来こういう姿でいたい」と思うものに
近づく手段だと考えています。

しかしながら、生きていくお金を稼ぐため、という意見もあると思います。
何故なら一般的に、労働は賃金と引換えに対価を貰うからです。
それにはまず、働くことの最終目標である自分の「なりたい姿」をどう決めるのか、
から話を始めるべきかと思います。

■なりたい姿って?
なりたい姿って・・・何でしょうか?
よく言われるのは、自分の「成し遂げたいこと」や「夢」を決めることだと思いますが、
私の場合は詳細に夢など決めておりませんでした。

「これやり遂げたいなー」と朧気に思っていたことはありましたが、
「OOまでに△△を□□の方法でXXに対して行う!」というような細かいものではありませんでした。

なぜなら、わからないから。
3年前と今の状況、そして何より自分自身の考え方が異なっているのに、
10年後のことなど誰が分かるというんです・・・?と途方に暮れたこともありました。

ではどうやって決めたか。


簡単です。

自分の嬉しいこと、幸せな状態が全て満たされた状態を想像してみてください。
その時の状況を想像してみてください。
何でも結構です。人に見せるわけではないので、ホントの気持ちを沢山書いてみてください。

ちなみに、私石田の場合は
「褒められる」
「感謝される」
「共感してもらえる」
「圧倒的に目立てる」などなど、思ったままを20数個挙げました。

自分の欲求が全て満たされた状態、それがきっとあなたのなりたい姿です。

顕示欲でも、金銭的な欲求でも、達成欲求でもなんでも構いません。
とにかく、これが揃えば満足だー・・・!という状況を想像してみてください。

これから様々な活動をしていく上で、まだまだ追加すべき、
幸せの要素(自分が嬉しいと感じること)は沢山あると思います。
その都度追加していけば問題有りません。

それでは、就職活動と自分が一番嬉しい状態(=なりたい姿)がどのように
関わってくるかをお伝えします。

■なりたい姿と就活
なりたい姿をもう一度見返してください。

さて、今の自分とのギャップがありますか?
ほとんどの方は、「今の自分」⇔「なりたい姿」の間にギャップがあると思います。

全くギャップがない方、おめでとうございます。今のあなたは、あなた基準で最高に幸せな状態です。それを頑張って維持してくださいね★



・・・なんて方はあまりいないと仮定して、先に進めます。

現在とのギャップ。それをどう埋めるか。
なりたい姿に近づくための手段が就職であり、その就職をするための活動が就職活動だと思われます。
具体的には、今の自分にはなりたい姿と比較した後に、そのギャップを埋めるためには

・どのような力が必要なのか

を見付け出して、その力ができるだけ大きく付けられるフィールドを探すこと、
これが企業への就職活動であると考えています。

就活は、なりたい姿に近づく為の手段、と申し上げましたが、
極端な例だと「なりたい姿」が「自分だけに集中できる」「俗物の汚れから解脱する」などの
要素から構成されるのであれば、もはや、出家や放浪がその手段となります。

就職も、企業も、放浪も(極端ですが汗)最終的な自分の目標に近づく、
一手段と捉えたほうが、より納得のいく進路選択ができるのではないでしょうか。



■この考え方の有用性
一方的にこう考えたらいいんじゃない?
と書きなぐってしまいましたが、この企業側の視点から、
「就職活動=なりたい姿へ近づく手段」を少しだけ考えてみたいと思います。

企業の活動目的から考えます。
ここでは、企業の活動目的を、「社会に対して、継続的に利益を出し続けること」と定義します。


従って、新卒採用の目的は必然的に、
「継続的に利益を出し続けることに貢献できる人材を獲得すること」になります。

その際に、「利益を出し続けることに貢献する人材」=「職務においてパフォーマンスを発揮する人材」となります。ここで、経営組織論や心理学では、職務能力(ジョブパフォーマンス)は
職務モチベーションと強い関わり合いがあるということに着目します。


・・・単純に言うと、
やる気がある人は、いい結果だすよね!
って、ことです。

つまり、企業が欲する人材は、やる気がある(=活躍してくれそう)、
と企業側に認められた人である、と考えています。

さてさて、自分の一番満足するような状態に向かって、有益なフィールドだと思って働く人と、
ただ漠然と世間でイイ!と言われている会社で働きたい!という人、
どちらがやる気を持って働いてくれて、どちらが活躍してくれそうですか?


■自分本位?
ここまで、自分のなりたい姿を考える事ばかり推奨すると、
「それって自分中心的だよね!」と言われそうなので、
この点についても私の考えをお伝えします。


はい、究極的に、自分のためです。就職は、自分が一番喜ぶためです。


しかしながら、ある有名な心理学者の言葉ですが、
人間のモチベーションで一番多くを占めるのは、「他人からの感謝」で約50%だそうです。

つまり、自分が一番嬉しい状態、を想像したときに多くの場合は

「他人を喜ばせる」とか「社会をより良くする」欲求が相当な可能性で入ってきます。

従って、他人を喜ばせるには?他人の幸せのためには?
・・・この点を、自分の喜びのための手段とする可能性がほぼ100%です。
自分の幸せの為に、他人の幸せの糧となるのです。

そうすると、自ずと仕事は自分のためだけではない、ということに繋がってくると思います。
従って、手段的に他人を喜ばせるので、一般的に言われる「自分本位」とか
「自己中心的」な考え方ではないかと思われます。





いかがでしたか?

お伝えしたいことが、沢山有り過ぎてよくわからなくなってしまったかも知れませんが・・・

まとめます。


1. 就職はなりたい姿になるための手段
2. 就職活動は、1の方法
3. なりたい姿、今の自分を「自分のために」考える
4. そのギャップを埋めるフィールド=企業


この4点だけ押さえて頂ければと思います。


まずは、自分に正直になって「どうなりたいの私?」だけ考えてみて下さい。


全然よくわからない等あれば、@hisashi50 (http://twitter.com/#!/hisashi50)まで
DMにてご質問頂ければと思います。


「何があれば一番嬉しいか?」「そうなるためには何が必要か?」
この点を常々考えながら、秋からの就活に備えて下さいね。


それでは、皆さんが有意義な夏を過ごされることを願っております。




石田(テック)

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